ご近所の名所 泉屋
文政九年(1826年)の紺屋町大火後、上田藩が職人町再建のため海野宿より移設した建物である。 泉屋小泉弥重が藩士の裃用などの型付け藍染め工房を開いていた。 天保九年(1838年)米・大豆・小豆・塩等を商う穀屋を開業した。 廃藩後、蚕種の製造販売も始めたのちに蚕種製造と養蚕指導員を 各地に派遣する「益蚕社」本店として第二次大戦中まで使用されました。 大屋根の開閉式煙出しは、蚕種製造のため明治になってから付け加えられたものである。
紺屋町歴史研究会より